cskyousei’s article

東京渋谷CS矯正歯科クリニック、大の映画好きの院長が贈るとびきり素敵な歯のコラム

プリンセス・ダイアリー(ロイヤルウェディング) the Princess Diaries

2005年1月、アメリカ矯正学会のシンポジウムに出席するため、ラスベガス行きの飛行機の中でこの映画を観た。何しろ飛行時間がとっても長いので、映画の途中でウトウト半分眠ってしまいそうだったが、矯正のコラムに使えそうなシーンが眠気も覚めさせてくれた。

パート1を観た方はご存知だと思うが、平凡に暮らすアメリカの高校生が実はヨーロッパの小さな国(もちろん架空の国)のプリンセスだった!なんていう、実際は絶対あり得ないファンタジー溢れるシンデレラ物語。しかもパート2は、プリンセスが理想の結婚相手を探して、国を治めるクイーンになっちゃうという、もっと「ありえね~~~~っ」て感じなんだけど、ヒロインのアナ・ハザウェイちゃんは歯並びもとっても綺麗でめちゃくちゃ可愛い!!

もちろん、シンデレラストーリーにつき物の邪魔をする奴も出てきたり、国民や議会がプリンセスを認めてくれなかったりもする。このプリンセスちゃん、パレードで孤児院の前を通りかかったとき、指しゃぶりをする女の子を発見!即座に馬車から降りてその女の子に「なんで指をしゃぶっているの?」と聞くと、「同じ施設の年上の男の子にいじめられているの」という答えが返ってくる。そして「今日はあなたもプリンセスよ」とか言っちゃって、そのおチビちゃんをパレードに参加させて、おチビちゃんはプリンセスの幸せな気分になって指しゃぶりを止めることができた。これでプリンセスは福祉活動に熱心なことを国民にアピールできたのだ。

この指しゃぶり、矯正学的には3歳以降は止めたほうが良いとされている。開咬や上顎前突症の原因になることが多いからだ。小児期の潜在的なストレスとの関係も深く、なかなか止められない子も多い。このコラムを読んでいる方で小学生の頃になっても指しゃぶりをしていた記憶がある方は、一度矯正歯科に噛み合わせのチェックに行ったほうが良いかもしれない。

さてこのプリンセスちゃん、外交策として各国のプリンセスをパジャマパーティーにご招待する。送迎の車から降りてきた可愛い小さなプリンセスちゃんのお口には、キラリッと矯正装置が!!お出迎えの女王さまが「まぁー、矯正してらっしゃるのね」と声を掛けると、「ダイヤモンドが入っているのよ!」とお答えが返ってくる。そう、この子はウチのクリニックでも大人気のジルコニアのブラケットをつけていたって訳ですよ。ジルコニアのブラケットはプリンセスのステータスといったところでしょうか。

大人になると、日々現実のきびしーい状況と向き合うことが多くて、夢見る心も忘れがちだけど、たまにはファンタジーな心も必要ですよね。女の子は誰でも「自分がプリンセスだ」って思わなくちゃネ!そして白馬に乗ったあなたのプリンスチャーミングが迎えに来た時には、真珠のような真っ白な美しい歯で笑顔で微笑むのよ。その時の為にも絶対矯正治療は必要になってくる。

あなたもジルコニアのブラケットでプリンセスの幸せファンタジーな気分になってみてはいかがでしょうか?